建築基準法-その1
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よく一般の方々は、建築家は設計依頼があると、すぐにスケッチや模型を作り始めるものだと思っているようですが、実際のところはそうではなく、最初にヒジョーに地味で、つまらない作業をしなければならないのです。その名は通称「法規チェック」。建築基準法その他に照らし合わせて、敷地にどのような広さで、どのような高さの建物が建てられるかチェックするのです。
まず、敷地のある役所に出かけていき、都市計画図を購入します。この都市計画図とにらめっこすると、その敷地の容積率や建蔽率、斜線制限、高さ制限、日影規制などがわかります。しかし、これだけでは不十分で、今度は道路課にいき、敷地の前面道路の幅などを調べます。さらに、建物がマンションだったりすると、清掃局にいってゴミ置場について話を聞いてきたり、福祉課にいってエントランスのドアの幅が何センチ必要か調べたりします。そして、忘れてはならないのが消防署。ここで、いくつ消火器をおくかとか、避難の出入口がどれくらい必要か、なんてことを担当者を交えて打合せするのです。
このような作業を連日続け、関係部署を一通り回り終わると、膨大な数のチェックリストが出来上がります。これは、それこそ敷地によって千差万別。役所によっては、言っていることが、他の役所と180度違っている事も良くあるので、油断できません。話はそれますが、僕はこの役所によって、法規の解釈が違うということは、かなりひどい事なのではないかと思います。だって簡単にいうと、杉並区ではオッケーなのに、世田谷区ではダメーということでしょ。法の下の平等なんてあったものじゃない。
さて、こうして出来上がったチェックリストを、製図台(今ではキーボードですが)の横において、やっとスケッチその他の作業に入れるのです。こう書くと、建築家も結構やるときはやるもんだな~と思います。(剛)
























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